・UniSwapを使ってみたいんだけどどうすればいいの?
・リスクはないの?
今回はこんな悩みを解決していきましょう💡
大事な箇所には太字、特に覚えて欲しい箇所は赤線でマーカーを引いてあります。
- UniSwapとは?
- UniSwapの使い方
- UniSwapのリスクについて
UniSwapって初めて使う時はやり方が分からないんですよね・・・。
この記事を見て使い方をじっくりみていきましょう!
1.UniSwapの基礎知識
UniSwapとは、web3のアプリケーションです。
Defiをする上では欠かせないものです!
管理者のいない銀行ですね!
1-1. UniSwapとは何か?特徴やメリットについて
Uniswap(ユニスワップ)は、イーサリアムやBNBチェーンなどのブロックチェーン上に存在する分散型取引所(DEX)です。Uniswapでは、仮想通貨同士の交換(スワップ)が自動的に行われます
Uniswapの特徴やメリットは、以下のようなものがあります。
・中央集権型の取引所と違って、個人情報が不要
・流動性プールと呼ばれる仮想通貨のペアを提供することで、手数料を受け取ることができる
・UniSwapは、ユーザーがプラットフォームのガバナンスに参加することができるDAO(分散型自治組織)を採用。
これにより、ユーザーはプラットフォームの開発や意思決定に直接参加することができる。
・Ethereumのスマートコントラクト上に構築されおり、セキュリティ面でも信頼性の高い取引ができる
1-2. UniSwapのリスクや注意点について
UniSwapのリスクには以下のものがあります。
・ハッキングや改ざんの可能性がゼロではない
・UniSwapは市場メイカーを持たないため、流動性が不足する場合があります。
流動性が不足している場合、取引を完了できない可能性がある
・操作が複雑で、初心者には難しい
・イーサリアム上の取引きはのため、ガス代(取引手数料)が高くなることがある
・詐欺の通貨にも注意が必要
UniSwapの基礎知識まとめ
個人情報不要で、利用することで手数料を受け取れるなどのメリットもあるが、初心者には扱いが難しい。
やはり難しいです。次からは使用方法について見ていきましょう!
2.UniSwapの使い方①(通貨の交換)
2-1. UniSwapの接続方法
UniSwapへの接続は公式サイトから行ってください。こちらも公式サイトです。
UniSwap公式リンク
①画面が切り替わります。「接続」をクリック。
②次の画面では「Connect Wallet」をクリック。
③次の画面で再度コネクトを求められます。「Wallet Connect」をクリック。
④繋げるWalletの種類がでてきます。使用しているウォレットをクリック(画像はメタマスク)
⑤接続するか確認を求められます。「接続」をクリック。
⑥赤枠のマークになっていれば接続完了です!残高も反映されているか確認しましょう。
接続まではできたと思います。
続いて通貨の交換についてみてみましょう。
2-2. UniSwapの通貨の交換方法
インポート方法を省略したい方はこちら
まずは、交換したい通貨をウォレットにインポートしましょう。例として、USDTをインポートします。
①「トークンをインポート」をクリック
②検索欄※に「USDT」と入力します。USDTと出てくるので選択し、「インポート」をクリック
※検索してもでてこない通貨はカスタムトークンにてインポートします。詳しくはこちら
③ホームに戻ります。USDTがインポートできました。
カスタムトークンでのインポート法をスキップしたい方はこちら
カスタムトークンでのインポート法(例としてこちらもUSDT)
①コインマーケットキャップで追加したい通貨を調べましょう。アプリ画面で下へスクロールしてみます。
(GooGle等で追加したい通貨を検索するのもことでもできますが、今回はアプリ版での紹介)
②赤枠「コントラクトアドレス」をクリック
③UniSwapでの取引きのため、今回は赤枠(イーサリアムでUSDTのアドレス)をクリック
④メタマスク内、トークンのインポートから赤枠「カスタムトークン」をクリック
⑤赤枠「トークンアドレス」に③でコピーしたアドレスを貼り付けましょう。
自動でトークンシンボルとトークンの少数行数が追加されます。追加されたらインポートをクリック
カスタムトークンでも同様にインポートできました。
コントラクトアドレスは通貨によって異なります。イーサリアムのUSDTのものを指定して、イーサリアムのスマートコントラクト上での取引を実行してもらうんですね。
正しいコントラクトアドレスを入力しましょう。
続いて、通貨の交換(SWAP)のやり方です!
通貨の交換方法(SWAP)
PC(左)もスマホ(右)も操作は一緒ですが、ここからはPC画面で説明します。
UniSwapに接続すると、画面の通りSwap画面になります。
ウォレットを接続しましょう。今回はUSDTにSWAPします。
赤枠「トークンを選択」をクリックし、USDTを選択します。有名な通貨はこのように表示されている場合が多いです。
ない場合はトークン名、もしくはコントラクトアドレスを入力し検索しましょう。
赤枠、青枠のどちらからでも入力できます。今回は50ドルちょうどをSWAPしたいため50と入力しました。
SWAPに必要なイーサリアムは0.027ETHと表示されます。
良ければ赤枠内「スワップ」をクリック
良かったら赤枠「スワップの確認」をクリックしましょう。メタマスク接続画面になり、最終確認を求められるため
「確認」をクリック。スワップするための手数料が取られますので注意してください。
これでSWAPの完了です。自分のSWAPしたい通貨で実施してみてください。
ちなみに、交換したい通貨をインポートし忘れても下の画面のようになり、通貨をインポートできます。
忘れてた場合も焦らなくても大丈夫ですよ。
続いて、流動性の提供をやってみましょう。
3.UniSwapの使い方②(手数料をもらってみよう)
3-1. 流動性の提供
UniSwapでは通貨を預け入れておくことで、対価として報酬をもらうことができます。通貨をプールに預けることで報酬をもらうことができます。
通貨を交換(SWAP)するためには、通貨の在庫がなければいけません。
流動性を提供して手数料を貰うということは、簡単に言うと通貨の在庫を確保することに貢献する代わりに報酬を貰うということです。
それでは、やり方を実際に見てみましょう。
今回はイーサリアムとUSDTを預けてみます。
プール画面から「新しいポジション」を選択しましょう。
トークン選択画面から「USDT」を選択しましょう。(実際は自分の預けたい通貨でやってみましょう)
「USDTを承認する」をクリックするとメタマスクの承認画面に移ります。
ここで再度承認を求められます。この承認はコントラクトに自分が預け入れる登録をするものと思ってください。
承認をクリックしましょう。
再度流動性を追加の画面にすると、先程は「USDTを承認する」だった箇所が「プレビュー」となっています。
「プレビュー」をクリックし、さらに「追加」をクリック
ガス代を確認し、良ければ「確認」をクリック。この確認をもって流動性を提供します。
ガス代は場合によって数十ドルかかる場合があります。
あまりにも高いと感じたら一旦中止するのもアリです。
トランザクションが保留中の画面となり、完了するとWallet内の資金が減っています。
減っているというよりは預けているためここには表示されません。
これで一旦預入れの作業は完了です。続いて、
・トランザクションの確認
・報酬の受け取り方
・解除方法を見てみましょう。
3-2. 流動性の提供を終えた後のトランザクションの確認
自分のウォレットをクリックしましょう。先程実施したトランザクションがあります。「〇〇and〇〇」となっています。
クリックしましょう。
Etherscanの画面になります。下の方にスクロールすると、トランザクションの画面詳細があります。見てもあまり分からない時はまず「成功」していることを確認してください。
自分の取引も確認できますが、上記の通り「成功」となっていれば、まず大丈夫です。
3-3. 報酬の受け取り
「プール」をクリックすると先程提供した流動性が表示されます。預け入れた通貨ペアをクリックしましょう。
「報酬を取得」をクリックすると、請求画面になります。「取得する」をクリックすると請求できます。
しかし注意が必要なのは請求にがガス代がかかります。少額の請求はガス代負けしてしまいます。
3-4. 解除の仕方
先程の画面と一緒ですが、今度は「流動性を解除」をクリックしましょう。
解除するパーセンテージを入力したら「解除」をクリック。
ここでもやはりガス代がかかります。ガス代を考慮し解除してください。
これでUniSwapでの通貨の交換や預け入れの操作は終わりです。
自分が預け入れたい通貨でぜひ試してみてください。
3-5. UniSwapのスワップ手数料について
ここまで読んでくれた方は分かった方もいるかもしれませんがUniSwapのネットワーク手数料が預け入れた時にもらうことのできる報酬となります。
トークンペアの価格変動が大きい場合(マイナーなペア)には、手数料を多く取り、ステーブルペアでは手数料を安く設定する場合が多いです。
ステーブルコインを預け入れると入ってくる額は少ないですが、SWAP時の手数料も安いのはこのためです。
初めて預け入れする場合は0.3%のままで良いかと思います。
手数料とは別にガス代が高騰したりすることもイーサリアムの特徴です。
イーサリアムのガス代の参考として下のサイトを利用してみてください。
4.UniSwapを扱う上での注意点
4-1. UniSwap取扱い時の損失について
Defiは、自己責任であることが一つの特徴でもあります。UniSwapを扱う上でリスクを知りつつ、操作方法を理解して正しく扱いましょう。
理解しておくべきリスクは3つあります。
リスク1.スリッページ
スリッページとは、取引価格が予定した価格よりも高くなったり低くなったりすることによって生じる、取引の実行価格と注文価格との差異のことを指します。
スリッページで表される数字は、簡単に言うと通貨を交換する場合にここまでの価格変動であれば許容できるといった数字です。
リスク2.RugPull
流動性の提供とは通貨AとB両方あって成り立ちます。
RugPullとは、仮想通貨市場において詐欺的な行為の一種です。
通常はあるトークンの開発者が、自らが発行したトークンを急激に売却し、その後トークンの価格を暴落させることで、投資家からの資金を横領する行為を指します。
具体的には、開発者が投資家から集めた仮想通貨や現金を、トークンの価格を人工的に操作することで高騰させて投資家たちを誘い込みます。その後、開発者が自らが保有していたトークンを大量に売却することで、市場に大量の売り注文が出現し、トークン価格が急落することで、投資家たちから得た資金を横領することができます。これによって、投資家たちは多額の損失を被ることになります。
つまり、一方の通貨を売り抜けられてしまうと、もう一方も価値が無くなる可能性が高いです。
マイナーな通貨を預け入れる時などはRugPullに気をつけましょう。
リスク3.インパーマネントロス
インパーマネントロスとは、DeFiの流動性プールにおいて、ユーザーがトレードを行うことで生じる損失のことを指します。
具体的には、トレーディングペアの価格比率が、流動性プール内のアセットの配分と乖離することで流動性プールに保有されているアセットの価値が低下することがあります。
流動性提供者が損失を被り、その損失は永続的になるため「インパーマネント(永続的)」な損失と呼ばれます。
例えば、ETH/USDTのトレードペアがある流動性プールにおいて、ETHの価格が急上昇することで、ETHの供給量が不足することがあります。この場合、USDTの供給量が過剰になり、ETH/USDTの価格比率が変動することで、流動性プール内のETHの価値が低下し、インパーマネントロスが生じます。
つまり、「通貨の価格高騰により預けない方が利益が大きかった」という現象を指します。
高いボラティリティを持つトークンに流動性を提供する(価格の急激な変動が予想されるトークンに流動性を提供する)ことは、インパーマネントロスを招く可能性が高いです。そのため、ボラティリティの低いトークンに流動性を提供することを検討することも重要です。
インパーマネントロスは完全に防ぐことは難しいです。個人ではやはり、マイナーな通貨を預け入れることはリスクが生じることを理解してください。
5.UniSwapの将来性について
5-1.UniSwapの今後の展望について
DeFi(分散型金融)は、今後も急速に成長すると予測されています。UniSwapはDeFi分野で、特に分散型取引所の分野において、急速な成長を遂げているため、このトレンドに乗ることができます。
UniSwapは2023年3月BSC(バイナンススマートチェーン)にも対応しました。
また今後はAvalanche(アバランチ)にも対応する可能性もあり、ユーザー数も伸びることが予想されます。
ユーザー数が多いということは一つのポイントであり、個人的にも信頼しているDEXです。
またUniSwapは、オープンソースのプロジェクトであり、開発者が自由に開発に参加することができます。
これにより、UniSwapのエコシステムは、新しいアプリケーションやツール、プラグインなどで拡張され、プラットフォームの機能性やユーザー体験が向上しており、今後の機能拡大についても期待が大きいです。
5-2.UniSwapと他のDEXとの比較について
同じDEXで最も有名なのは「PancakeSwap」です。2つのDEXを比較してみます。
1. ブロックチェーンの違い
PancakeSwapはBinance Smart Chain(BSC)を使用し、UniswapはEthereumを使用しています
2. 手数料の違い
PancakeSwapは手数料が低く、速いトランザクションが可能です。
一方、UniswapはEthereumのネットワーク手数料が高く、トランザクションが遅延する場合があります。
3. インターフェース
PancakeSwapはより直感的で簡単に使えるインターフェースを持っています。Uniswapはより複雑で、より高度な機能を持っています。
4. PancakeSwapはBSC上で動作するトークンをサポートしており、UniswapはEthereum上で動作するトークンをメインでサポートしています。ただし、UniswapはBSCにも対応し始めました。
5. セキュリティ
どちらのプラットフォームもセキュリティが重要であり、最新のセキュリティ対策を実施しています。しかし、PancakeSwapはCentralized Automated Market Maker(AMM)を使用しているため、セキュリティの脆弱性が高くなる可能性があります。一方、Uniswapは完全に分散化されており、セキュリティが強固です。
比較すると、決してどちらが良いという意味ではなく、自身の使用用途によりDEXを選ぶことが重要になります。
終わりに
長くなりましたが、ここまで読んでいただきありがとうございました。
これをよんでUniSwapの使い方について少しでも理解していただけたら幸いです。
今後については他のDEX情報もまとめたいと思っています。良かったら引き続きこのブログをみていただけたら
とても嬉しく思います。
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